リョウは、徹底的に責めるのが好きです。
容赦なく、半端なく。
壊しきるまで壊そうとします。
いいえ、正確に言えば壊してくれるのです。
================================================
「うん。。。
見たくない。でも見たい。すごく。」
「見せたい。
藍が、手を伸ばせばすぐに届くところで、藍のすぐ目の前で
他の男に抱かれてるところを、見せたい。
昨日抱かれたみたいに、頭が真っ白になって、周りが見えなく
なってるところを、藍に見せたい。」
「わかんない。。
でも、私より乱れてたら・・・
生きているの辛くなる。」
「じゃあ、想像して。
藍としてる時よりも、没頭してSEXしてる姿を。」
「リョウ、そんなに私の前で欲望ださないじゃない。。」
「藍じゃないから、だよ。」
「抱きしめるのは私だけじゃないんだね。
すごい辛い。」
「腕を回して、感じると抱きしめてる腕にも力が入って
そうやって抱きしめながらSEXしたよ。」
「でしょう?
リョウってね、私を簡単に発狂させられるんだよ。」
「前に泣き狂わせたいっていったじゃない。
そんなのいつもだよ。」
「だからね。見てほしい。
私が壊れていく、壊れていってる姿を。」
「見せて。壊れていく藍を、見せて。
濡れて、ぐしょぐしょになったあそこに、藍じゃない他の男の
を飲み込んで、それでも感じてるわたしを想像して。」私を責めながら、私が壊れていく様子を見て
「心が研ぎ澄まされていくような気がする。」
と言ったのはリョウでした。
それは彼女のサディズムが極限に研ぎ澄まされていく様子に
私からは見えました。
(つづく)
報告と崩壊 シリーズ一覧
最近のコメント