リョウの顔が緊張するわけは・・・・
前日から話をしていたのですが、新たにリョウを調教するメニューを考えていたのです。
リョウ自身、受け入れる覚悟はこの時できていたようです。
「いい?大丈夫?平気? 無理しなくていいんだよ?リョウ」
「うん、平気、いいよ。して。」
リョウは気丈にも、受け入れる覚悟を見せてはいました。
でも、先ほどまでの快感の余韻はとっくに消えうせて
顔にはやはり、陶酔の表情どころではない緊張が見えました。
無理だな・・・
私は心の中で思いました。
このまま、リョウを調教したいという欲求は強くありました。
でも、私はリョウを陶酔させたままで調教したかったのです。
それにはまだまだ、準備不足だったようです。
「リョウ。今回は見送ろう。また次回にしよう。」
リョウは逆に意地になって、今日したいと言っていました。
いじらしいやつ・・・本当はこのまま犯してしまいたい衝動を抑えて
私は、この日の調教を見送ることにしました。
「一緒に少し休もう。」
リョウは、私の腕のなかで目を閉じました。
(つづく)
「会えなくて、会いたくて、会えた日」 シリーズ一覧
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