アナル開発の後始末をした後に、私達は二人で横になって休みました。
この日のリョウは、少し精神的に不安定でした。
とても、これ以上セクシャルなことをするような感じではありませんでした。
私から見ると、リョウは自分自身の気持ちを、持て余しているようにも見えました。
何かしたい。何もしたくない。何をすれば満足するのかわからない。
そんな感じでしょうか?
私は服を着たまま、リョウを自分の左腋に抱え込むように抱きしめました。
リョウはよく、私の匂いがすると安心するといいます。
ギュッと抱きしめて、なるべく私の体にぴったりとくっつくようにしました。
特に言葉を発しなかったのですが、リョウは私の意図を正しく汲んでいたようです。
顔を私にこすり付けるような仕草をしました。
でも・・・服の上からでは、やはり物足りなそうな感じです。
「私だけ、服を脱ごうか?」私はリョウに言いました。
(SEXをするわけではないよ、リョウが私にくっつきたいだろうと思って・・・)私の気持ちをリョウはちゃんとわかってくれて、コクンとうなずきました。
私が上半身裸になるのを手伝い、服を脱ぎおわるや否や、抱きついてきました。
リョウは大きく深呼吸して、目を閉じて優しい顔になりました。
その様子は、迷った子犬が親を見つけてほっとして眠りこけるような、そんな感じでした。
リョウは本当に、安心し切った表情をしていました。
しばらくそのまま抱き合ったあとで、リョウは上体を起こして自分の服を脱ぎ始めました。
(つづく)
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