リョウの容赦ない亀頭責めは、延々と続きました。
私は我慢仕切れず、シーツをつかみ歯を食いしばりなんとか耐えしのごうとあがきました。
でも、絶え間無く襲ってくる快感にそんなものでは逃げられはしないのです。
ますますうまく、そして凶暴な快感を生む責めに大声を出しそうになりました。
私はリョウに口を封じてほしいとお願いをしました。
リョウは自分の下着を脱ぐと私の顔のわきにぽいっと置きました。
私は、リョウにその下着で口を封じられると思っていたので、調子外れになり
キョトンとしていました。
「口を封じてくれないの?」と私が聞くと、手の動きを止めないでリョウは予想外の事をいいました。
「自分でやれば?」私は、頭がグラグラする感じがしました。
あまりにも屈辱的で・・・とてもリョウが普段話す言葉とは思えませんでした。
リョウの表情を確認したのですが、毅然として、決してリョウが私の口を封じる意志は
ないというのが見て取れました。
恥ずかしい気持ちと、屈辱的な気持ちと複雑にからまりあった状態で私は
リョウの下着を手に取ったのでした。
しかし、そんなことを感じていたのはほんの一瞬でした。
(つづく)
P.S.
ほんの少しの時間でも会えるだけで嬉しいと思えるときがあります。
何を話すわけでも何をするわけでもなく。
一緒にいることだけで楽しいと思えることが。
私はそんな時間を大切にしたいと思います。
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