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ひめはじめ(その7)

散々私に責められて、リョウはぐったりとうつ伏せで動けなくなっていました。
絶頂を迎えたわけでは有りませんが、息を荒くして肩で呼吸をしていました。

意地の悪い質問を私はしたくなりました。

「痛いのは好き?」

リョウは声を出すことができずに首だけを振りました。
リョウは・・・決してこの質問にYesとは答えません。
あれほど乳首を抓られて痛くて気持ちいい思いをしても
絶対に認めようとはしないのです。

「もう、こういうの嫌?」

しないほうがいいのか?というこの質問にも
リョウはいつもと同じように首を振ります。
決して責められるのは嫌ではないのです。

「逝かせるだけがいい?」

一応確認をしてみました。
予想通り、リョウはまた首を振ります。
彼女はやはり私と狂った快楽の世界に身をおくのがすきなのです。

「痛いのを感じるのはいやだけど、してほしいのね?」

リョウは・・・答えませんでした。
Yesというのを認めるのは嫌だけれども、Noの意思表示はしたくない・・
いかにもリョウらしい反応でした。


そして、リョウは私の肩にだきついてそのまま力を抜きました。
呼吸が落ち着いたと思ったら既に寝息をたてていました。

私は少しの間じっとリョウの姿を眺めていました。
こみ上げてくる愛しい気持ちを感じながら。


(つづく)



20060116.jpg



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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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