散々私に責められて、リョウはぐったりとうつ伏せで動けなくなっていました。
絶頂を迎えたわけでは有りませんが、息を荒くして肩で呼吸をしていました。
意地の悪い質問を私はしたくなりました。
「痛いのは好き?」リョウは声を出すことができずに首だけを振りました。
リョウは・・・決してこの質問にYesとは答えません。
あれほど乳首を抓られて痛くて気持ちいい思いをしても
絶対に認めようとはしないのです。
「もう、こういうの嫌?」しないほうがいいのか?というこの質問にも
リョウはいつもと同じように首を振ります。
決して責められるのは嫌ではないのです。
「逝かせるだけがいい?」一応確認をしてみました。
予想通り、リョウはまた首を振ります。
彼女はやはり私と狂った快楽の世界に身をおくのがすきなのです。
「痛いのを感じるのはいやだけど、してほしいのね?」リョウは・・・答えませんでした。
Yesというのを認めるのは嫌だけれども、Noの意思表示はしたくない・・
いかにもリョウらしい反応でした。
そして、リョウは私の肩にだきついてそのまま力を抜きました。
呼吸が落ち着いたと思ったら既に寝息をたてていました。
私は少しの間じっとリョウの姿を眺めていました。
こみ上げてくる愛しい気持ちを感じながら。
(つづく)
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