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ひめはじめ(その9)


「あ・・あ・ああ・ああ・はぁ・・あ・ああ」

私の腰の動きに合わせて声を漏らすリョウ。
時に低く、時に高く、時に切羽詰って、時に落ちるように。
間断なくつづくメロディーのようにリョウの喘ぎ声が部屋に響きます。

いつからでしょうか?
私は自分が挿入している先がリョウの前なのか後ろなのか
わからなくなってしまったのは。

いつからでしょうか?
明らかな違いがあったリョウの喘ぎ声が前でも後ろでも
区別なく甘く切ない響きのものになったのは。


アナルSEXの愉しみ方というのは、人それぞれなのだと思います。
膣に比べて「きつい」とか「締りがいい」とか
そういう物理的な快感を楽しんだり、様々だと思います。
人によっては陵辱感や被虐感、もしくはアブノーマル行為をしている
といった精神的なものを楽しんだりする人もいます。

ただ・・リョウと私の場合は少し違うのです。
受身のリョウも責め手の私も、前と後の区別ができないほど
リョウのアナルはリラックスして濡れてしまうのです。

アブノーマルな行為を楽しむというよりは
体が絡まり交わっていることの方が大事な気がします。
リョウと付き合う前に、そんなことを考えたこと、感じたことは
私は一度もありませんでした。


私は自分の体をリョウに倒しこんでリョウのアナルの奥まで挿入しました。
少し前のリョウは、奥に入れられるのを嫌がりました。
アナルの手前ポイントで、間接的に子宮の裏側をこするポイントを
私自身で突かれる事は好むようにはなっていたのですが
奥に入れると急に痛みを訴えることがほとんどでした。

そのリョウが、私が奥のほうにペニスを差し込もうとすると
自分で腰を上げ、足を開き、自ら奥に入れてもらうことを求めるように
なったのです。

心と体の開発は本当に女性のSEXそのものを変えてしまうものなのです。


(つづく)



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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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