「やりたいことがあるの。していい?」
前から一度、あの感覚を藍にも味合わせてあげたいと、思っていた。
私がいつも、とても苦しい思いをするから、軽い、復讐心。
そして、その代わりに得るだろう「快楽」を、与えてあげたいと思った。
「イキたいのに、イケない苦しさを、わかってもらいたいの。いい?」
少し怯えた目をして、ベットから、私を見上げる藍。
「本当にするの?」
「もちろん。」
もう、私の中のMはすっかり隠れてしまって
代わりに、Sの心が顔を出す。
「してほしくないの?何度も、何度も、イク直前の快楽を、与えてあげるのに。」
「気が狂いそうになるよ。知ってる?耐えられないほどの、快感だよ。」
「藍が、お願いしても、許してあげないんだ。どう?されたくない?」
言葉でせめる。
いつも、私が藍に言わされてることを、わざと藍に言わせようとする。
「してほしいって言わないと、してあげない。」
藍が、少しビクッとした。
「言わなきゃいけないの?」
「もちろん。藍が、自分で決めるんだよ。いじめてくださいって、自分から、お願いするの。」
少しの沈黙の後、小さな声で、藍が言う。
「・・・してください。」
「なにを?」にっこり笑って、聞き返す。
「・・・・・。何度も、イク直前まで愛撫して、いじめてください・・・。」
(つづく)
P.S.(藍より)
この日記は、リョウの日記です。
自分がいじめられてるの読むのって、とにかく恥ずかしいですね。。。
(参った・・・(笑))
数日、リョウの日記が続く予定です。お楽しみに。
今日の写真は、リョウもお気に入りのものです。
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