リョウという女性は美しいということを除けば極めて標準的な女性です。
人の中で上手にわたり歩くことができるタイプで、我の強さはなく
しなやかに生きるタイプなのです。
多分、彼女の友人が彼女がSのフィーリングを持っていると聞いても
恐らくは信じられないでしょう。そういうタイプの女性ではないのです。
これだけ親密に付き合っている私でさえも、彼女が本当にSの感覚を
持ち合わせているということに対しては半信半疑なところさえあります。
心のどこかで、リョウは私に合わせているのではないかとか
考えてしまうところがあるように思うのです。
勿論、頭の中ではリョウにそういうS性があることはわかっているのですが。
それくらい、リョウはその普段の姿・態度からS性から遠い存在なのです。
でも、ひとたびSのスイッチが入った彼女は正にS女性であり女王様そのものです。
口調、態度、話し方、全部が普段のリョウとは異なる存在になるのです。
もっとも優しさだけは全く変わらず、これが彼女の最大の長所です。
何回か私たちの様子をビデオに撮って後でみたことがあります。
プレイの最中は、リョウも私も夢中でとても悠長に客観的に観察などできません。
後で、ビデオで私たちの様子を確認するしかわからないのです。
丁寧に、ゆっくり、私を良く観察して、残虐に彼女は責めていきます。
AVなどで見るプレイ(あちらは、商用ではあるのですが)とは、かなり違う感じです。
受身(奴隷)の様子に非常に良くあわせていて、非常に共鳴しあうプレイを
するのが彼女は得意です。
彼女が好むことを中心に引っ張っていくという感じではなく
むしろ、私を狂わせることに焦点を当てていくことが多いように思えます。
十分私を狂わせて、それによってリョウ自身が興奮して、そして彼女が
好むプレイを少しずつ加えて行く・・そんな感じです。
十分、狂わされてからつまり私からすれば楽しませてもらうお蔭だと
思うのですが、私はリョウが「したい」という責めは積極的に
受け入れたいという欲望が生まれます。
リョウが私を責めることで興奮している様子をみると
私もどうしようもなく興奮してしまうのです。
だから、責められたいと思うのです。
(その1)で触れたサイトM男性の様子からみると私のこの感覚は
少しだけ違うように思えます。
(つづく)
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