間もなくして、藍からかかってきた電話。
震える声で、私にお願いをする藍。
「リョウ?・・・ねぇ、リョウ?
・・・・・・いじめて・・・ください・・」一拍おいて、
「いいよ」と返事を返した。
「いじめて欲しいの?
そうだよね、ずっと私に会いたかったんだものね、お前は。
いいよ、ちゃんとお願いしてごらん」「リョウさま・・調教、お願いします・・・」受話器を耳に貼り付けないと、聞き逃してしまいそうな小さな声で
私にお願いをする藍。
「じゃあ、さっき言った通り、服の上から触ってごらん」電話の向こうで、あきらかに感じている藍のかすかな声。
私にいたぶられることに快感を感じている藍の乳首を
私自身が藍の側にいるかのような錯覚を覚えながら
藍の手を私の手に重ねて、敏感に反応している小さな突起物へと這わせる。
しばらくそうやって弄んでいた後に、藍から思わぬお願いを聞かされる。
「お願いです。 ・・・・もう、我慢、できません。
命令・・・してください」何を意味するのかは、何度も調教してきた私にはすぐにわかる。
もう誰も、私達の中で燃え始めた炎を止めることは出来ない。
(つづく)
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