電話の向こうで顔を赤らめ、私からの命令を待ち焦がれている奴隷に
私は静かに命令を下す。
「ズボンのファスナーを下ろし、お前のものを取り出してごらん。
どうなってる?
大きくなって、硬く、はちきれそうになっていたんでしょう?
ほら、またお前の先から、恥ずかしいものが出てるよ」奴隷がその言葉に顕著に反応を示した。
「あぁああああ・・・。そうです・・あぁ、恥ずかしい・・・。
どうしてわかるんですか?」私は奴隷の姿が見えなくても、目を閉じていても
奴隷が今どういう状態にあるのか、奴隷がどれほど感じているのかが
手に取るようにわかる。
何度も繰り返し、何度も辱めを受けさせ
何度も何度も奴隷の身体に覚えこませてきた、その証なのだから。
私はいつものように、奴隷の恥ずかしいところを指摘し
それを、自ら舐めさせる。
行為自体に、意味は無い。
私にそうさせたいという欲求は無い。
ただ、その行為を最初は嫌がっていた奴隷が
嬉しそうに指でそれをすくい、トリップした顔で舐めるのを見ることに意味がある。
目を閉じ、奴隷の顔を思い出す。
その顔が私を見上げ、どんな顔で舐めているのか私には見える。
そして、奴隷が舐めているところを見ている私の姿が
今の奴隷の目に、鮮明に映っているだろう。
それが、女王様である私と、奴隷であるお前との関係だと
心の中で思いながら。
(つづく)
奴隷へ ~小さな抵抗 シリーズ一覧
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