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奴隷へ  ~小さな抵抗(その4)

電話の向こうで顔を赤らめ、私からの命令を待ち焦がれている奴隷に
私は静かに命令を下す。

「ズボンのファスナーを下ろし、お前のものを取り出してごらん。
 どうなってる?
 大きくなって、硬く、はちきれそうになっていたんでしょう?
 ほら、またお前の先から、恥ずかしいものが出てるよ」


奴隷がその言葉に顕著に反応を示した。

「あぁああああ・・・。そうです・・あぁ、恥ずかしい・・・。
 どうしてわかるんですか?」



私は奴隷の姿が見えなくても、目を閉じていても
奴隷が今どういう状態にあるのか、奴隷がどれほど感じているのかが
手に取るようにわかる。

何度も繰り返し、何度も辱めを受けさせ
何度も何度も奴隷の身体に覚えこませてきた、その証なのだから。


私はいつものように、奴隷の恥ずかしいところを指摘し
それを、自ら舐めさせる。

行為自体に、意味は無い。
私にそうさせたいという欲求は無い。
ただ、その行為を最初は嫌がっていた奴隷が
嬉しそうに指でそれをすくい、トリップした顔で舐めるのを見ることに意味がある。

目を閉じ、奴隷の顔を思い出す。
その顔が私を見上げ、どんな顔で舐めているのか私には見える。
そして、奴隷が舐めているところを見ている私の姿が
今の奴隷の目に、鮮明に映っているだろう。

それが、女王様である私と、奴隷であるお前との関係だと
心の中で思いながら。


(つづく)


20060412.jpg



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リョウと藍

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  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
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