2ntブログ

Articles

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

奴隷へ  ~小さな抵抗(その5)

「掌に、たっぷりと唾液をつけてごらん。
 それをどうするかわかるね?
 そう、掌でこするんだよ。ゆっくりと、私がいつもするように、ね」


とたんに、電話の声が苦しそうな声に変わる。

でも私は知っている。
それを、奴隷が嫌がっていないことを。
奴隷が、喜んで受け入れていることを。


          もっと、苦しんでいいんだよ。
          もっと、楽しんでいいんだよ。
          もっともっと、お前はお前を解放していいんだよ。



私の指示が、奴隷の身体を切り裂き
その身に被った様々な「社会的立場」という表皮を剥がして
奴隷の真の姿を、露わにする。


電話の向こうは、決して大声をあげてはならない場所だ。
喘ぎ声も、悲鳴も許されない。

そんな中、どれぐらい私は奴隷に拷問を強いただろう。

耐えられなくなった奴隷が、私に告げる。
「もう、お許しください」と。


奴隷の限界が近いことを知り、許しの言葉を述べる。
間もなく、かすれた叫び声のようにも聞こえる奴隷の絶頂の声が聞こえた。

しばしの沈黙。

「リョウさま・・?・・・あの・・・・」

急いでその場を隠したいであろう奴隷の、戸惑った声。
いつもなら、すぐに片付けても良いと言う私だか
その日は違った。



(つづく)


20060413.jpg



奴隷へ  ~小さな抵抗 シリーズ一覧

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

Navigations, etc.

Navigations

プロフィール

リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

ブログ開始から

検索フォーム

CalendArchive

最近の記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

全記事(数)表示

全タイトルを表示

アクセス

総数:
本日:
昨日:

管理者ページ