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甘美で苦痛・・・(その3)

気持ちいいか・・?
確かに気持ちいいのです。
私自身には、ひっきりなしに快感が送り込まれます。

痛いか?苦しいか・・?
苦しいと答える人も、結構いるようです。
でも・・・私のパートナーは天才です。
私がオーバーアクションを起こすと、すぐにそのポイントをずらすのです。
長く強い刺激を与えてはいけないということを、徹底して守っています。
絶妙の快感の強弱を、私にひたすら与えることができるのです。

では、嬉しいか・・??
嬉しくありません。すごく嫌です。
こんなに気持ちよければ、いつもならすぐイケるんです。
イケないのであれば、痛くなるか、苦しくなるのです。
でも・・痛くも、苦しくもない、ただただひたすらに快感を送り込まれるのです。
そして、終わりなくイクことができないのです。

では、今すぐやめて欲しいか・・??
それは耐えられません。
こんなに欲情させられて、もう少しでイケるはずなのに
こんなところでやめられたら・・・。
事実、潤滑のためにリョウが私自身に唾をつけるタイミングで、快感は一瞬止まります。
この瞬間は、非常に辛いのです。

やめて欲しい、やめて欲しくない。
もう、頭がだんだんパニックを起こしていきます。

はじめられたとき、頭の下に枕を置いていました。
手を出さないように、その枕の下で両手をがっちりとつかんでいました。

声を出し、腰が暴れ始め、足が緊張し、体が跳ね上がり・・・
気がつくと、手は腰の脇に。
そして、思い切り開いて、シーツを握り締めていました。

自分でどんなことを話していたのか、叫んでいたのか全く記憶がありません。
リョウに言わせると、「女の子の喘ぎ声みたいに聞こえた」のだそうです。
それも、ものすごく大きな声で。

全然記憶がありません。それどころではなかったのです。
自分の体に流れてくる快感を、どうやって逃がせばよいか。
このまま体にためたら、本当に狂ってしまう。そればかり考えていました。


(つづく)


20041113230023.jpg


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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