自分で自分自身のことを『こういう人間だ』と思っている
ことを他人に言われると人は動揺します。
時には怒ったり、食って掛かったり、ショックを受けて
何もいえなくなったりします。
認めたくない自分を認めさせられるのは非常に苦痛
だからでしょう。
認めたくないからこそ、そうなってしまうのだから
逆に認めてしまえばなんでもないことになります。
カミングアウトしてしまう、というのは楽になりたい
からなのかも知れません。
一時期、リョウも私も『変態』という言葉を酷く嫌った
時期がありました。
私達の間では「へんたい」とひらがなで書いて意味を
少し違うものとして使っていたと思います。
でも、こうして日記を書いて自分の姿を見つめなおすと
どうあがいてもしていることは『変態』そのものです。
そして、リョウが私を言葉責めする時に好んでこの言葉を
使ったせいもあり、今ではすっかりこの変態という言葉に
慣れてしまいました。
でも、誰に対してもリョウはこうなのか、私はこうなのか
というとそれは違います。
お互いにお互いが相手の時、しかも二人ともそうなりたいと
思ったときだけ私達は常軌を逸して狂い果てるのです。
こうして日記を書いているうちにまたあの世界に浸りたく
なります。
愛してる、リョウ。
また一緒に狂いましょう。
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