リョウが何を考えているのかはわかりませんでした。
リョウはただ、「かわいがってあげる」とだけいっていました。
どうするのか、何をされるのか私には全くわかりませんでした。
いつもは受身と責めとが交互に入れ替わるのがある種の
トレンドだった私たちですが、この日は最初からリョウが
責める予定でした。
責めるというのは正しい言い方ではないかもしれません。
リョウがかわいがる日、でした。
抱き合ってキスしながらベッドに横になる二人。
プレイが始まる前までは再会の喜びを確かめ合うような
抱擁とキスの嵐でした。
でも、一度プレイに入ればもう違います。
私はリョウに完全に無抵抗になります。それが責められる時の
無言の約束なのです。
ベッドの上で服を着たままの状態で私は大の字に寝かされました。
リョウとの無言の約束が私の両手両足を縛り身動きができなく
なります。
リョウは服の上から私の乳首に愛撫を始めました。
優しく、本当に優しく。
呼吸が少しずつ乱れ、鼓動が激しくなり、頭がボーっとしてきます。
リョウはひたすら優しく愛撫を続けました。
(つづく)
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