「唾だと、あっというまに乾いちゃうね・・」リョウは私の耳元で囁きました。
亀頭責めは、潤滑が全てと言っても良い責めです。
濡れていなければすぐに痛くなってしまいます。
滑りを良くして絶え間無い微妙な刺激を永続的与えることで
相手(男性)を壊して行く方法です。
私は自分がどこにいるのかも分からなくなっていました。
自分がどんな態勢でどんな表情をしているのかすらわからなくなっていました。
バスが停留所について、リョウの愛撫が一瞬途絶えた時に
正気に返り目的地が近づいていることに気が付きました。
「リョウ、そろそろ、終わりね。」リョウは残念そうに手を膝掛けから抜きました。
私は膝掛けの中でゴソゴソと自分自身を服の中に押し込みました。
周りの乗客は何度か入れ替わりましたが、私達の様子には
気が付いていないように思われました。
気が付かない振りをしていただけで観察されていたのかもしれませんが。
目的地に着いてバスを降りてからから、私達は何事もなかったように
手をつないで秋の紅葉の彩りを楽しみました。
いつのまにかこうしたことが普通に行われるようになった
2人の日常の一コマでした。
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