死ぬのかな・・と思う時というのは実は天国の時です。
亀頭責めの本領は、このあと急激に現実に戻される
時に発揮されます。
思考が完全に停止する直前に、亀頭からの刺激を
急速に意識する瞬間が訪れます。
天国と夢と半死が交わったような状態から一気に現実の世界に引き戻されます。
周りには人が沢山います。
叫び声も痙攣もすることができません。
この地獄のような責めの感覚を逃がす方法がないのです。
私は言葉にならない言葉をリョウの耳元で訴えます。
「し・・死んじゃう・・・許して、ごめん。許して」喉の奥の方から自分の意識とは全く無関係にカッカッと絞り出されるような喘ぎ声がでそうになります。
私は必死にそれをこらえながらリョウに許しを請います。
リョウは、ニコニコしながら私の訴えを無視して
亀頭責めを続けました。
あ・・・だめだ。許してくれないんだ。。。私が絶望感を感じてすぐに、次の熱い痺れの波が全身を襲い始めました。
夢の世界の天国と現実に引き戻される地獄を
私は3回も味わうことになりました。
これ以上されたら絶叫を止めることができないというところで
この日は丁度時間切れになりました。
そそくさと、カーディガンの下で衣服を整えて
私達は帰宅の途につきました。
帰り道は手を控えめにつなぎながら他愛のない世間話をしました。
この女を愛しているな・・・と、私はつくづく痛感させられました。
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