リョウに抱きしめられながら、私は自分の気持ち・考えが間違えていないというのを確信しました。
そうなのです、時間がかかったけど私がリョウを抱く時の気持ちの根源はやはりここにあるのです。
この日記を書く理由も、リョウとSEXをする理由もやはり同じなのです。
この後、私達はポリネシアンセックスをしました。
正しく言えば、SEXをしていたら自然にこの形になったというべきかもしれません。
私が考えていたことは本当に1つだけでした。
愛しているというのを伝えたい、ただそれだけで指を這わせ、キスをし、そして交わりました。
呼吸を合わせるようにしました。指の動きも、キスのタイミングも全てリョウの呼吸に合わせてみました。
いつものように、リョウの全身にくまなくキスをしました。
上半身から下半身へ、前面から背面へ。
指先から足先、耳から背中まで、私がキスをしていないこところはないくらい舌を這わせてリョウの肌を確認していきました。
背中に舌を這わせていくときに、私は右手の中指をそっとリョウの後ろに忍ばせました。いきなり差し入れたりしないで、リョウの呼吸に合わせて背骨にそって舌でなめあげると同時に、リョウのクレパスに指を這わせました。
リョウの足がほんの少しずつ開いていきました。
私の意図を知ってのことでしょう。腰を少し上に持ち上げて挿入しやすい体勢をリョウはとりました。
「あ。。。。。」何度目かの呼吸に合わせて、私の中指は何の抵抗もなくリョウの後ろに埋没しました。
埋没させると同時に、私は背中へのキスをリョウのお尻へのキスに切り替えました。
リョウの体内に入り込んだ中指はリョウの体内の動脈を感じています。
ドクン、ドクン、ドクンという力強いリョウの鼓動を感じながら、私はまた呼吸に合わせてリョウのアナルのポイントを愛撫しました。
「あ。あ。あぁぁぁ・・・・」長い長い切なそうなリョウの喘ぎ声が静かに部屋に響きわたりました。
(つづく)
P.S.
こんな美しいものを私だけのものにしていいのだろうか。
リョウの裸体を見るたびに私が背負う罪悪感です。
美しい。本当に美しい。
そしてそれ以上に愛しい。
こんなに愛しいものがこの世にあるなんて。
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