奴隷に首輪をはめ、奴隷が奴隷であることの喜びを味わっているのを見ると
無性に抱きしめたくなるのです。
「かわいいね」
そう言いながら、座った状態で、目の前の奴隷の頭を私の膝の上に乗せ
胸で挟み込むようにして、かわいがります。
髪を撫で、頬を撫で、背中を撫で、このかわいい奴隷に
出来るだけ残酷なことをしたいと思うようになっていくのです。
鬼畜な私が生まれるのはこの時です。
このかわいい奴隷を、痛めつけたい。
このかわいい奴隷に、恐怖を感じるほどの快感を与えたい。
かわいいが故に、無垢で純真であればあるほど、乱暴に扱いたくなっていくのです。
藍がよく、自分がSの時に私に対して行う行為を
「真っ白な新雪の表面をかき乱したい」という表現を使います。
それと、全く同じなのだと思います。
真っ白で、まだ赤ん坊のように私を無邪気に慕う奴隷を
踏みにじり、痛めつけ、奴隷の心に泥を塗りつけるようにして
私が、奴隷を汚すのです。
見るも哀れな姿に、私が、変えていくのです。
(つづく)
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