亀頭責めと前立腺責め。
もう少し強めに前立腺を圧迫されていたら、だらだらと射精をしてしまいそうな状態でした。あとで知ったことですが、これをあちらの世界ではトコロテンというのだそうです。
何度も何度も全身を痙攣が襲いました。
通常の快感とは明らかに違う「やばい」と感じる痙攣です。
口から絶叫が意思とは無関係にほとばしり出て、止まる気配がありません。
からだがばらばらになりそうな気分になって一思いに殺してほしいと思ってしまう程でした。
背中にひやりとした冷たい汗をかき始めて、ようやく、リョウはこの責めを止めてくれました。私はぐったりと机の上で大の字に縛られたまま呼吸を整えることしかできませんでした。
とにかく、あの絶望的な快楽責めから逃れられたことで頭はいっぱいでした。
ですから、私がぐったりとしている間にリョウが何を準備しているのかなど気が回ることはありえませんでした。
ふと、目を開けるとリョウが脇に立っていました。
片手にバラ鞭を持っています。目があったところでリョウは私にこういいました。
「直接・・やってもいいよね?」今まで、リョウに鞭打たれる時は最初は少しだけ手加減をしてくれていました。
薄手のガウンを着たり、あるいはバスタオルを引いたりしていきなり鞭を入れるということはしなかったと記憶しています。
この時は、よほど私がスイッチが入っていることを確信していたのでしょう。そのことを確認する意味をもっていたようです。
「はい、もちろんです。」私の答えも当然決まっていました。
そして、リョウの容赦ない鞭打ちが始まりました。
(つづく)
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