「あぁ・・・きもひぃぃぃ・・・」リョウ女王様は左手で乳首を責め、右手で舌を責めるのを
やめて私の頭を胸に抱きしめる。
ありえない・・・あってはいけない。
目の前にリョウ女王様の素肌が・・抱きしめられている。
そして・・・乳首を潰され、爪を立てられる。
「ぐあぁぁぁぁ・・・・」苦痛の叫びではない。
涎をたらしそうなほど、感じている喘ぎだ。
口元から涎がたれそうで本当に困った。
リョウ女王様の腕を汚すわけにはいかない。
だらりとたらして、その粗相をとがめられひっぱたかれる
妄想が頭に浮かぶ。
「ぐあぁァァァ!!!」甘い妄想など吹き飛ばす痛みが乳首に襲い掛かる。
でも、痛いのはほんの一瞬。そのあと狂ったような
凶暴な快感が私を襲う。
こわれる・・・これ。こわれる・・・ぜったい・・こわれる・・
私の不安を理解していただいたのか、リョウ女王様は
自分の顔を奴隷の私の顔にぴったりとくっつけ合せて
そして頭を抱え込むように抱きしめる。
天国と、地獄のあとの天国。
私にどうやってこの時間を説明しろというのか。
ありえない世界を私は浮遊し始めた。
(つづく)
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