初めに告白してしまうのですが、ほかの方の調教日記を読むたびに
私と彼女(リョウ)の日記は、随分様子が違うなと思っていました。
それは当たり前で、この日記は「調教日記」と名前を付けていたものの
ご主人様も奴隷も、ムチや蝋燭も、ちっとも出てこないからです。
リョウは前から言っていました。
「私は、痛いの熱いの絶対嫌。それに、藍のことご主人様って、なんか違うと思う」
私も同感です。
女性のことを悦ばせるのは楽しいのですが、苦しめるのは正直に言って、楽しいとはあまり思いません。
それに、リョウとは、今までこうして一緒に営みを共にしてきたので
ご主人様と奴隷などというものとは程遠い、大切なパートナーというのがふさわしいと思っていました。
調教日記なんて変だよ。。。と、2人とも思っていました。
でも、言いつつも何故か2人とも、この名前を変えませんでした。
それは、これからこの日記で書いていこうとする事実を
2人が予感していたからかもしれません。
あるいは、すでにこの日記に何回か現れている、リョウのM性のせいだったのかもしれません。
そう、始まりはなんとなくしていた、昔のチャットからだったでしょうか。
それは、何故か急に始まって、私はリョウをチャットでいじめ始め、ご主人様になり
リョウはいつの間にか、奴隷の役割をしていました。
・・・・ただ、何度かそういう会話をした次の日のチャットで
リョウにはっきり言われました。
「藍は昨日怖かった。なんとなく、雰囲気にのまれただけ。
私は恐怖で奴隷にされていただけで、あれは本心ではない。」と。。
そっか。。なんだ・・・。と、思いながらも、その時は自然に納得してしまいました。
(つづく)
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