時間の都合がなかなか合わず
私たちは、ゆっくり会うことができませんでした。
会えたとしても、ほんのわずかな時間だけ。
だから、この日久々に長い時間を共にできることがわかっていた私たちは
会う前から、はやる気持ちを抑えるのが大変でした。
会ってすぐ、走りこむようにリョウは私に抱きついてきました。
私も、ただただ周りなんて気にせずに、抱きしめていました。
キスすらするのも忘れて抱き合う。。。
私たちは、本当に寂しかったのだと思います。
自分の片割れに会うのを、こんなに待ち遠しく思っていたのです。
「あぁ・・・会えたね。本当に会えた・・」
出てくる言葉はそればかり。
リョウは私の胸の中に、体をぴったりとくっつけて
私はリョウの髪を抱えるように抱きしめて、お互いにお互いの匂いを確認していました。
なんて落ち着くんだろう。。この匂い。
リョウの匂いを感じるだけで
すぅーっと体の中から、辛いこと、嫌なことが、抜けていくような感じになりました。
久しぶりの逢瀬です。。
(つづく)
P.S.
少し長めのシリーズスタートです。
この写真も、すごくいい表情しているのですが・・・
すみません、内緒です。私だけのものにさせてください。
「会えなくて、会いたくて、会えた日」 シリーズ一覧
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