2人とも、自然に微笑がこぼれてしまうのを隠せません。
ベッドに倒れこむように、リョウを抱きしめました。
リョウは、気を使ったのでしょうか?
脱がしやすい服を着ていました。
セーターの中に手を這わせて、あっという間に私の手は、リョウの肌に触れました。
そのまま、上にたくし上げて・・・リョウの胸に・・・
あれ???
そう、いつもだったらここで、私の手を阻む下着、つまりブラが手に当たるはずです。
でも、私の手は直接リョウの胸を触っていました。
リョウは一瞬いたずらっぽい目をして
でも、胸を触られると恥ずかしそうに、目を伏せました。
何だろう??まさか、ノーブラなの??
しっかりと、セーターをたくし上げてみて、ようやくわかりました。
真っ赤な、ひらひらの布だけの下着。
それは、胸を隠すというより、胸を強調するために
そして、男の欲情を誘うためにあるような下着でした。
リョウが何故、先程不可思議な態度をとったのか、ようやくわかりました。
「リョウ、Hだなぁ・・もう・・・(笑)」
私が思わず言うと、リョウはイヤと言いながら
楽しそうに、でも恥ずかしそうに、私の胸の中に顔を隠すのでした。
(つづく)
P.S.
あんなにうまくいっていたコミュニケーションが、最近壊れ気味です。
私がリョウと付き合っていて、こんなに不安になったことは初めてです。
「会えなくて、会いたくて、会えた日」 シリーズ一覧
最近のコメント