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過去からの呪縛 そして・・・ ~進化~

尊厳・・・防御本能・・・
その言葉が私の頭に思い浮かんだとき、ふと思い出したことがありました。

そう、それはリョウの過去の辛い思い出です。
この日記で前に記述したように、リョウは過去に血のつながったお兄さんに
悪戯をされたことがあります。

リョウの記憶は、途切れ途切れの断片的なものばかりでした。
経験した時期が小学生。
すでに時間がかなり経ってしまっていたことも、原因の1つですが
リョウ自身、こうした記憶を忘れたいと思っていたところもあるのではないでしょうか?

そんな中で、リョウに話を聞いた当初から、私がどうも腑に落ちないことが1つありました。
それは、リョウとお兄さんの関係がかなり長い期間にわたって続いたことと
もうひとつは、リョウ自身がお兄さんの部屋を訪ねて行ったことです。

普通、そのようなことがおきれば・・・怖がって
もう2度と、部屋を訪ねたりしないのではないだろうか・・・??
何故?どうして、リョウは自ら行ったのだろう・・???


・・・・・

私はここで、あまり考えたくないシナリオを考えました。
「リョウは、本当は行きたかったのではないだろうか?
 リョウは、気持ちの中では罪悪感はあったのだろうけど、体が反応してしまったのでは無かろうか?
 そして、中学生になって知識が増え、精神的な自立と共に兄との関係を断ち切った。
 同時に性的な罪悪感と嫌悪感と共に、この時の記憶を封印したのではなかろうか。」
と。

この過程が正しいとすると、リョウが何故
高校生の時に、狂おしいほどの欲望を感じたのかということの説明もできます。
思春期に、無理やり押さえ込んだ性的な衝動が
体の成長と共に一気に表に出始めたと考えると、つじつまが合うのです。
事実、リョウと似たような幼児体験を持つ女性が、成長して性に走ることは少なくないと聞いたことがあります。

そして、この過程を何より後押しするものは、リョウ自身が今現在
性的に乱れることを、心の奥底で嫌っていることなのです。
子供の頃の性感の経験を、リョウは必死で隠そうとしているのであれば
自分が今このように淫らになってしまっていると思うのは
リョウは、何があっても避けたいのではないでしょうか?
それは、自分の過去を守り、自分の尊厳を維持するための防御本能なのではないでしょうか?

だからこそ、自分で自分が淫乱であることなど絶対認めたくなく
許すことさえできない、という抵抗をしてしまうのではないでしょうか?


ここまで考えがいたったときに、私はこの仮定が正しいことを直感しました。
でも、どうしてもこの仮定は認めたくありませんでした。
自分の愛する人の、そういう過去を受け入れるということは
あまりにもつらいことです。

リョウにこの話をすることは、かなり躊躇しました。
でも・・・やはり聞くべきだと思いました。
なるべくリョウがびっくりしたり、傷ついたりしないように注意しながら
尋ねてみました。


リョウの返答はこうでした。
「そうかもしれない」


私は息がつまり、思考が停止してしまいました。




P.S.

心と体が両方とけてしまう感覚って、経験したことありますか?
しかも、相手と一緒に。

何をしてもどんなことをされても
自分も相手も完全に信じきって、受け入れてしまう感覚。

知ってしまうと、人生観が変わってしまいます。


20041119220553.jpg


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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