偶然、2人の時間をつくることが出来ました。
逢瀬の時間は、長くはありません。
短い時間で燃え上がりたい。
2人共、そう思っていました。
会う前から、小まめにメールのやり取りをしていました。
「早く逢いたい」「逢ったら責めまくってやる」「犯して、めちゃくちゃにして」「狂わせてあげるね」お互いの高鳴る鼓動を、そのまま文字にしたような
そんなやりとりを続けていました。
「淫乱になりたい?」「なりたい。」「すけべになりたい?」「なりたい。」「へんたいになりたい?」「・・なりたい。」「また、女優してるでしょ?」私達の会話で女優するというのは
フェイクをする、演技をするという意味です。
リョウは、楽しそうな笑いを文字にして
「少しだけね」と返してきました。
「でも、本心も入っているの」やはり、私の気のせいではないようです。
リョウはやはり変わりました。
SEXに対して、積極的になっています。
昔、リョウに対して感じていた抵抗感は
今、ほとんど感じなくなりました。
「もう、濡れてるんじゃない?」「さぁ?」「じゃあ、確認して」「いや、藍が自分で調べて」「いいよ、じゃあ、すぐに確認できるように下着はとっておいて」「いや、あなたが脱がせて」明らかな大人の女の反応に、私は戸惑いと喜びの、両方を感じていました。
(つづく)
P.S.
比較というのは、難しいものです。
比較対照がなければ、特に考えなくてもよかったことも
比較対照ができることで、良い悪いの比較ができてしまう。
自分が何を求めているのか
自分がもっとも必要なものは何なのか
比較で考えるのではなく
自分できちんと見極める絶対的な基準を
私は持ちたいと願っています。
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