ベッドに移動する途中、リョウは足をもつれさせて、私に寄りかかるようにしていました。
快感の余韻が、まだ体を支配しているのでしょう。
自分でうまく、足をコントロールできていません。
いつもであれば、私はここでリョウとシーツの上で話をして、ゆっくりまどろむのですが
この日はわざと休ませないで、そのままリョウを責めました。
リョウはイッた後に、中が敏感になります。
普段より、感じやすくなっているのです。
ベッドに倒しこむなり、仰向けにぐったりと寝そべっているリョウの
濡れそぼったあそこに、指をつきたてました。
もう、探ることなく入れてすぐわかる、リョウのGスポット。
手前にひきつけるように、そして腹の方に押し上げるように、中指を動かしました。
「・・・????ん!!!???!??!」リョウはいきなりの予期しなかった責めと、自分の体の反応にまず驚いていました。
腰が大きくグラインドしています。
男を誘うような腰を大きく回しながら、突き出すあのいやらしい動きです。
リョウは意識して、この腰の動かし方をすることはありません。
体が、勝手に反応してしまっているのです。
リョウは驚きの状態から、次第に快感の波に襲われていきました。
「・・・ん・・んん・・ぁ・・あ・はぁ・あああ!!!」私は最初こそ指を動かしていたのですが、そのうち動きを止めていくことになりました。
リョウの腰の動きが激しくなってきていて、無理に中をかき回さなくても
十分、リョウへの刺激になっているのがわかったからです。
リョウは、中が気持ちよくて腰を思わず動かしてしまいます。
すると腰が動くことで、私は指を動かさなくても
リョウのGスポットを、勝手に刺激してしまうのです。
そうすると、またリョウは感じてしまって、腰をよじり・・・それが快感を生み・・・
まるで、ハウリングを起こすマイクのように、どんどんフィードバックがかかって
リョウは一人で、いやらしい腰の動きをするダンスを踊っていました。
「ぇ・・?!何?ぇ??何??なに?!!!」
「気持ちいい・・いい!!きもちいいぃぃぃぃ!!!」
リョウは初めての感覚に、戸惑いと興奮あらわにしながらも、どんどん溺れていきました・・・。
(つづく)
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