2ntブログ

Articles

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

リョウより  ~~雪の言葉(その3)~~

「おいで」

ソファーに座り
これからどうしたらいいのかわからず立ちすくんでいる藍に、声をかける。

          私は女王様じゃない。
          だから、女王様がしてあげないことをしてあげよう。
          女王様じゃないからこそ、してあげられることを。



それは、普段「愛してる」と伝えるためのキスとは、明らかに違うキス。
私が一方的に、藍の唇を啄ばむような、そういうキス。

それでもそこに、もちろん「愛してる」との意味を込めて。

「愛してる、愛してる、愛してる・・」

口には出さないけれど、ひとつひとつ丁寧に
一度啄ばむごとに、話しかけるようにキスをした。

藍は・・・
驚いていた。

当然のこと、だ。
それでも続ける。

「愛してる、愛してる、愛してる・・」


しばらくキスを続けた後、いつもと同じように
藍の身体に手を伸ばす。

びくん・・と、手の動きに反応して、全身に緊張が走るのが見えた。

「あ・・あ・・・・あぁああ・・・」


藍の身体の緊張とは逆に、その時から私の身体の緊張は緩む。
ここからはもう、私の好きにしても良いのだから。



(つづく)


20061121.jpg



雪の言葉 シリーズ一覧

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

Navigations, etc.

Navigations

プロフィール

リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

ブログ開始から

検索フォーム

CalendArchive

最近の記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

全記事(数)表示

全タイトルを表示

アクセス

総数:
本日:
昨日:

管理者ページ