2ntブログ

Articles

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

リョウより  ~~雪の言葉(その6)~~

延々と続けた責めも一段落つけ、違う責めをまた開始する。
いつものようにゆっくりと、藍が一番狂う方法で。


それは、藍が二度のドライオーガズムを経験した後だった。
三度目は、さすがに疲れてなかなか頂点に達しなかった。

その時、藍が言ったのだ。
「言葉で責めてほしい」と。

そしてまた、私は閉ざしていた口を開ける。


「気持ちいいでしょう?
 ここをこうされると、すごく感じるでしょう?
 また大きくなったね。
 こんなにすぐに言葉に反応して、恥ずかしい・・。

 かたく、敏感になったね。
 いいでしょう?
 逃げ出したくなるほどの刺激を、与えてあげるね。
 気持ちよくて気持ちよくて、それでも逃げ出したくても逃げられないの。
 もっともっと、快感を送り込んであげる。

 顔が、すごく赤くなってるよ。
 体温が上がってるね。
 まるで女の子みたいに、腰を動かしてるのが見えるよ。
 かわいいね。もっとよく見せて・・・・・」




部屋に、雪が降る。

言葉の雪。
融けてしまう前に、次から次へと降っていく。

ベットにまた、やわらかく消えてしまいそうで、それでも消えない雪が降り注ぐ。

雪は、ベットの上だけでなく
部屋全体を、白く、優しく覆いつくす。

もう、真っ白な雪に埋もれて、何がどこにあるのかわからない。
真っ白な雪に隠されて、誰がどこにいるのかわからない。

藍も私も、言葉の雪に埋もれて、もう、二人の姿は誰からも見えない。
二人だけの世界。


20061125.jpg



雪の言葉 シリーズ一覧

ブログランキング参加中です。
↓応援してくれる優しい方はクリックお願いします。

Navigations, etc.

Navigations

プロフィール

リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

ブログ開始から

検索フォーム

CalendArchive

最近の記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

全記事(数)表示

全タイトルを表示

アクセス

総数:
本日:
昨日:

管理者ページ