昨日のことです。
当初から、会う予定はなかったのですが
私が携帯メールで、「こうすれば、今日逢えるかもしれないね」
という趣旨のメールを、リョウに打ちました。
そのメールの、リョウからの返事を待つことなく
私は、仕事にかかりきりになってしまいました。
一方、リョウは私のメールを受け取って
なるほどと思い、仕事の都合を付けて
なんと、いつもの待ち合わせ場所で
私がもし来ることになれば、来るであろう時間に
私を待っていました。
勿論、私と会う約束は取れていないのに
逢えるかもしれないという可能性だけで、ずっと私を待っていたのです。
残念ながら、私がリョウからの
「じゃあ、準備できたらいつもの場所に来て。待ってる」
というメールを読んだのは、リョウがその待ち合わせ場所を去ったあとでした。
逢えなかったこと、そして私を待っているリョウの気持ちを考えると
私は悔しくて寂しくて、運を恨んで泣きたくなりました。
でも、私が感じた一番強い感情は喜びでした。
リョウが、こんなに積極的になったことを、私は喜んでいました。
ほんの少しの可能性でもあるなら、積極的に行動してみよう、という姿勢は
今までのリョウには、決して見られないことでした。
諦めが早くて、なんとなく現状を許容して、でもその現状に満足できないで、悩みを抱え込んでしまう。
それが、リョウの癖でした。
「でも、変われない。そんなこと出来ない」
私と付き合うようになって、明らかに変わっていくリョウ。
確かに、今回のことは残念だったけれども
2人の今後の関係には、重要な一歩だったと思うのです。
「少しでも可能性があるなら。トライすれば変わるかも」
また、リョウのことが一段と好きになった1日でした。
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