リョウはおずおずと、恥ずかしい四つんばい姿勢で私を待つことになりました。
私は、自分自身にたっぷり唾をつけて、後ろからゆっくりリョウを犯し始めます。
「う・・・ぅ・・・・ん・・・ん」ゆっくり、ゆっくり、差し込んで全部入り切ったところで
リョウの腰を押さえて、前後に出し入れを始めます。
「ん・・ん・・・ん・・いや!いや!いや!」ん?リョウの様子が変です。あえぎ声ではありません。
「いや、いや、やだ、やだ。」あ、駄目なんだ、と私は気が付いて、すぐに体を離してリョウから体を離しました。
「あ、だめ?大丈夫?」私が声を掛けると
「いや、いやぁ。だめ。嫌」「そか、ごめんね、やめよう」私は迂闊だったと後悔しました。
久しぶりの後ろだったのに、安直にもう挿入しても大丈夫だと思っていました。
久しぶりにリョウの拒絶にあって、目が覚めた感じです。
少し前まで、リョウは後ろ大嫌いだったのです。
すっかり忘れてしまっていました。
リョウの感覚が、ある意味おかしくなるまで、十分愛撫してからでなければ駄目なのです。
(女性は手間を掛けないと駄目なんだ。。忘れてた)
少しずつ快感を感じることができるようになってきたリョウにとって、一度は克服(?)したことが
また元に戻ってしまっているというのは、リョウが一番悩むことです。
私はリョウを、そっと抱き締めてあげました。
ちょっと感じた嫌な雰囲気はすぐに消えていき、いつもの2人の空気に戻りました。
(つづく)
P.S.
なかなか話ができない日が続くと、リョウだけでなく
私も落ち着かない感じになってしまいます。
ほんのちょっとでも話せれば
ほんのちょっとでも声が聞ければ・・
短い時間でも、ほんのちょっとしたチャンスでも
リョウとなんらかでつながっていたい・・・
そんな風に思います。
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