絶頂の後の、優しい亀頭責め。
快感などという生やさしいものではありません。
これは、責めです。苦痛です。地獄です。
呼吸すらできないで、私は全身を思い切り跳ね上がらせます。
・・・しかし、既にこういう風になると察知していたリョウは
私の体の軸となるポイントを全て自分の体で押さえつけていました。
私はパニックになりました。
「ごめん、ごめん、ごめん、ゆるしてぇ~~!!!」リョウは冷たく優しい目で私を見つめるだけです
「うぎゃぁあああ!!!!!しぬぅ・・!!!!!やめてぇ~~お願い!!!」心臓が嫌な鼓動をします。
体が暴走して、自分が何をしているのかさえわからなくなります。
私自身からくる圧倒的で絶望的な感覚は私をただただ絶叫させ暴れさせます。
「だめぇ~~~ぇ!!!!!!やめてぇ~~!!!」女性が強姦されるときの気持ちがほんの少し理解できる気がしました。
必死で逃げて、必死に叫び、助けを求める気持ちがわかります。
しぬ・・・本当にしぬ・・・だめだ、なんとかしないと・・最後の最後で私は跳ね上がってリョウの手を押さえました。
リョウはにっこり笑って、亀頭責めを止めました。
リョウの勝ち誇ったような顔は少し憎らしく感じました。
でも、これは私がリョウにいつもしている笑顔なのでしょう。
責められる立場の気持ちは、責められてみないとわからないのです。
私はリョウを抱きかかえて、そしてベッドに倒れこんでほんの少し
休眠をとったのでした。
(つづく)
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