リョウに会って部屋に移動するまでの間に、私はリョウの耳元でささやきました。
「今日は今までと違うSEXがしたい」リョウは少しびっくりしていました。
「また、変なこと?(笑)」「ううん、違う。多分気に入るよ。」私はいつもと違って少しマジメに答えました。
そんな様子をみて、リョウは興味津々の顔でした。
部屋に入って服を脱ぎシーツの中で抱き合いました。
「ね。私にまかせてくれる? いつもとは少し違うけど、きっと気に入るから。多分リョウの好きなSEXだから。」リョウはこくんと頷いて体から力を抜きます。
私はリョウを優しく抱きしめました。
緊張感が完全になくなるまで背中や髪を優しく撫でて、リョウが落ち着いた呼吸をするようになってからゆっくりと愛撫を始めました。
最初はいつもと同じです。
全身をキスしていきました。
唇、耳、首筋、肩。
乳首を愛撫しながら、脇、へそ、腰骨。
足の内側から足の指先まで。
いつもだと感じさせようという気持ちが強かったのですが
この日は少し考え方を変えました。
強く刺激しない。優しく優しく愛撫する。手や体の接触面を多くする。
呼吸を合わせる。流れにそって愛撫して、流れにあわせてキスをする。
リョウの体や呼吸に逆らわない愛撫をするように心がけました。
非常に不思議なことなのですが、いつもより明らかにリョウの反応は大きくなっていってしまうのです。
でも、決して声を上げて喘いでしまうまでは愛撫しませんでした。
両足を舌でなめ尽くして、背中へキスを移動させました。
つぅ~~っと舌で背骨をなぞるとリョウは小さな悲鳴を上げてのけぞりました。
私はリョウと体を絡めているうちに、自分もリョウと同じようにとけていっているのを自覚しました。
(つづく)
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