左手に抱え込んだリョウの顔から熱い吐息が私の胸にふきかかりました。リョウの背中をゆっくりとさするようにしながらリョウを落ち着かせます。
そしてまた落ち着かせてから右手でGスポットを触るのです。
何度か休憩をとりながらゆっくり愛撫を繰り返しました。
休憩のたびに腕の中で休ませ、呼吸を整えさせて。
「興奮し過ぎないで。静かに感じて」リョウの体温が上がっていくように感じました。
頬は既に真っ赤になり、私の肩に触れている部分は火が付いたようにあつくなっていました。
そして、もう一箇所。リョウの下半身も汗ばむほどに火照っていました。
リョウの体は炭に火がともったような状態でした。
炭にふっと息を吹きかければ真っ赤に熱く燃えるように、リョウの体もホンの少しの愛撫で直ぐに燃え上がるような状態になりました。
そろそろ頃合です。
「リョウ。欲しい?入れて欲しい?」「うん・・・ほしぃい・・・」リョウは頬を赤くして吐息交じりで返事をしました。
「うん。じゃ、大きくして」「うん。。。」リョウは私の腕の中からするりと抜けて、仰向けに寝た私の下半身へ移動しました。
そして優しく優しく私を口に含みました。私がいままでリョウにしていた愛撫と同じようにそれは強い刺激ではなく優しい愛情を込めた愛撫でした。
(つづく)
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