私はリョウを抱きしめながら下半身に神経を集中させていきました。
多分、リョウも同じだったのでしょう。
思いがけず知ってしまった快感に、2人とも意識を集中させていきました。
私が意識してピクリとリョウの膣の中で私自身を動かすと、それがリョウの快感を生んでリョウの膣がピクリと収縮します。同時にそれを感じて私自身が少し大きくなってリョウの膣をまた刺激するのです。
ぴく、ぴく、ぴく、ぴくと・・まるで短い時間にキャッチボールでもしているかのように私達は下半身の筋肉を痙攣、収縮させていました。
「あ・・あ・・あ・あ・あああ・・・」リョウが快感に声を上げました。
私は一瞬迷いました。このまま2人で新しく見つけた快感を楽しむ方法もありました。でも、折角今日こうして見つけた一体感の良さをもっと味わいたいとも思いました。
「リョウ、あんまり感じちゃダメ。」私は痙攣の連鎖を少し意識して抑えて、私達はまた抱き合いました。
そして、少し時間が経ったところでまた私自身に力を入れてリョウに快感を送り込みました。
快感を涌き起こしては休み、休憩しては快感を涌き起こして。
いったい何回繰り返したか自分でも良く覚えていません。
ただただ、反応をしてくれるリョウが愛しく、抱きしめて感じることができる一体感が心地よくリョウも私も時間を忘れてこの新しいSEXを楽しんだのでした。
時間のことが気になって体を私たちが離したのは、なんとSEXを始めて1時間半もたってからでした。こんなに長い時間交わっていたのは勿論初めてです。
リョウも私もすっかりこの世界に溶け込んでしまっていて時間の感覚を完全にわすれてしまっていました。
結局、リョウも私も絶頂を迎えることはありませんでした。
でも・・・不思議と満足しているのです。体の中にも全く不満要素がないのです。
むしろ気持ちの中では何回も交わった後にも感じつくせないような充足感がいっぱいでした。
「どうだった?このSEX。好き?またしたい?」「うん、大好き。またしようね。」「うん。よかった。気に入ってくれて。私もすごく良かった。」私達はこのSEXの仕方を止められなくなっていくのでした。
(つづく)
P.S.
ポリネシアンSEXはここまでです。
でも、この日の逢瀬ではもう一つ大きなことがありました。
題名を変えて続きを綴っていくつもりです。
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