わけがわからない興奮にまき込まれているうちに、私は自分がそろそろ限界に近づいているのに気がつきました。
本当はもっともっと楽しみたかった。でも、こんな艶かしく美しいリョウを目の前で見て我慢などできようはずもありません。
私はまた結合を解いて、リョウを仰向けにしました。
本当は、この姿勢はリョウの負担になるので止めたかったのですが、どうしてもリョウを抱きしめたかったのです。
いつもであれば、私が正上位で挿入し体を預けるとリョウは私の背中に手を回し優しく撫でてくれます。
私はこれが本当に好きでした。
でも、緊縛されているリョウの腕は今は反対側の背中でいわかれています。
一瞬、解いてしまおうかと思いました。が思いとどまりました。
でも、折角のチャンスです。縛ったままこのままリョウを抱きしめて最後を迎えたいとも思いました。
正上位で挿入して、縛りごと背中に手を回してリョウを抱きしめました。
今まで喘ぎ声以外は決して声を出さなかったリョウが突然言いました。
「中に出して」「中で逝って」魔法の言葉でした。
私はこの言葉を聞いて何も考えられなくなりました。
ただただ、リョウを強く抱きしめて突き上げるということしかできなくなりました。
その時はすぐに訪れました。
「リョウ。いくよ。ね、でちゃうよ。いくよいくよいくよ!!!」「出して、頂戴。ね、だして、いっぱいいってぇ!」「うぉぉぉぉおおおお!!」獣のような咆哮を上げて私は絶頂を迎えました。
ガンガンと突き上げながら体全体を痙攣させてリョウの膣内に思い切り射精しました。
(つづく)
P.S.
多分、リョウも同じだと思うのですが・・・
この日の出来事以来、伝えたくて伝えられないある種の
想いが渦巻いています。
自分自身でも何を伝えたいのかイメージが
はっきりしません。
とらえどころのない気持ちと想いが溜まる一方です。
どう表現すればいいのか?
何にたとえればいいのか?
いつもは、すらすらと出てくる言葉が
急に不自由になってしまっています。
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