ポリネシアン・セックスの続きです。
SEXの流れが大きく変わったので題名を変えました。
初めて経験したポリネシアン・セックスは、恐らく非常に稚拙なものだったのだと思います。
事実、肉体的な満足感は十分だったのかというとかなり微妙であったと思います。
ただ精神的な満足感は非常に大きくて、そのせいで肉体的な満足が十分でなくてもほとんど不服感はありませんでした。
休憩を挟んで、リョウと私もリラックスした状態でベッドに寝転んでいました。
いつものように私はリョウに腕枕をして胸で抱きしめていました。
リョウは私の胸の中で抱かれていると、何気なく私の体に触れる癖があります。
彼女は愛撫をしているわけではないのですが、たまに私の体が反応してしまうことがあるのです。そうでなくても愛しいリョウの手が触れているのですから、性感帯でなくても気持ちいいと感じてしまうのです。
「ね、リョウ。愛撫して。。」リョウは何も言わずにニッコリと私に微笑みで返事をします。
私の腕の中からするりと抜けて仰向けの私の上に体を重ねてきます。
いつもと同じように、でもいつも特別の愛撫をリョウはしてくれます。
唇から、首筋、胸、そしてわき腹から・・・最後は私自身へ。
その過程は本当に丁寧で舌で私の体を確認していくかのようでした。
気持ちのよいポイントを的確にキスされて私は思わず声を漏らしてしまいました。
ですので、リョウが私自身にたどり着いたときには既に準備は整った状態でした。
そして、先端にビロードで包み込まれるような快感が広がっていき、私の下半身に甘美な快感がじわっと広がっていくのでした。
(つづく)
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