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リョウより  ~~雪の言葉(その2)~~

「キスは禁止」と事前に言っておいたので
藍からの、いつものようなキスは無い。

Tシャツと下着を身につけているだけの姿になって
私の前に、立っている藍。

どうしたらいいのか戸惑っているかのような
私からの指示を待っている飼い犬のような
そんな表情で、ずっと私の側にいる藍。

手を、そんな藍の方へ伸ばす。

愛しい者を抱きしめる手で、藍の頭を引き寄せ
愛しい者を抱き寄せる腕で、藍の身体に腕を回す。

耳元で、わざと息を吹きかけるように聞く。

「どうされたい?」
「いじめてほしい・・」
「誰に?」
「リョウ・・リョウに、いじめてほしい・・」

少し肩を乱暴に掴むようにして、密着していた身体を離す。
睨むように、見下すように目を見て、きつい口調で間髪を入れず、問う。

「女王様には会わなくていいの?」

ふと、緊張が解けたように、それでも自分の意思が固まったのに安心したのか
「リョウに、してほしい」と小さく呟き、藍は脱力してしまう。


それを聞いて、私も覚悟を決める。

          今日は女王様じゃない。この私が、藍を責めるのだと。



(つづく)



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リョウより  ~~雪の言葉(その1)~~

わざと、黒いドレスのような服を着て、藍に会いに行く。
これは、私の戦闘服。
これから、私が藍を奈落の底へ突き落とすための
心と身体の準備。

前日の夜話をした、熱い記憶を蘇らせながら起きた私の
今朝、起きるなり気持ちが高揚して、身体が熱を帯びたであろう藍の
二人のための、楽しい一日のための準備。


待ち合わせ場所で会った瞬間の藍の顔は
今でも鮮明に思い出せる。

「落ちている顔」そのもの。

私が過去に、幾度と無く撮った写真の中の藍の表情と同じ顔。
私に責め落とされ、心を奪われている時の藍の顔。

でも少し、私にそんな姿を見せてしまって、嫌われるのではないかと
危惧している時の顔。
「落ちていいの?」と、不安げにこちらを見上げた時の顔。

写真を撮られて、恥ずかしさに心を震わせている顔。

いろんな藍の表情が交じり合って作り上げられた、Mの顔。
これから私に落とされることを期待した、Mの顔。


「会う前から、落ちた状態でいて」という
今朝送ったメールそのものの表情をした藍を連れて、私は部屋へと向かう。


(つづく)

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Break: わからなくなること

それが自分の欲望なのか
あるいはリョウの欲望の鏡なのかわからなくなることが
最近すごく多い気がします。

リョウと自分と一体どちらの意思なのかわからなくなって
物事が進んでいくことがあるからです。

自分の欲望であったものが、いつの間にかリョウの欲望になり
リョウの楽しみであったものが、いつの間にか私の楽しみに
なるのです。

不思議といえば不思議ですが普通といえば
普通なのかもしれません。
全てのことは2人で楽しむわけですから。
2人で共有して初めて楽しいのですから。

最初がどちらの提案であったかなんて意味がないことなのかも
しれません。


今回の私の日記をリョウがいたく喜んでくれて
リョウも同じ日の日記を書くことになりました。
リョウにしては長編になりそうだと言っていました
明日からの連載にご期待ください。

私も楽しみにしています。

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優しく、壊されて(その15)

2度目のオーガズムの後は、なかなかうまくいきませんでした。
リョウも少し疲れたようでした。私の体に変化がないので仕方ない
気もしました。

私は、ふとリョウに言葉で責められた時に自分がすごく反応したことを
思い出して、リョウにお願いしてみました。

「言葉で・・・責めて。」

リョウは、一瞬きょとんとしていましたが直ぐに理解してくれました。

「ほら、気持ちよくなってくるでしょう」

「頭がぼーっとなってからだが敏感になってきたでしょう」」

「アナル気持ちよくて逝きそうになってきたでしょう」

リョウの言葉はてき面に効きました。
リョウの言うように私の体は反応していきました。
あれほど苦労した3回目の絶頂は、リョウが言葉を操り始めてからはほんの数分で
訪れました。

そのまま、4回、5回と。
連続して私はリョウの言葉に翻弄されて体を海老のように痙攣させながら
絶頂を迎えさせられました。体全身が火照り優しい快感と心地よい疲労感に
包まれました。

アナルでこれほど連続して逝かされたのは初めてでした。
女性のオーガズムに近い感覚を存分に楽しめました。

この日のリョウによる開発はここまででした。
本当に素敵な時間を有難う。

愛してる、リョウ。


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優しく、壊されて(その14)


すっかり広げられてリラックスした私のアナルをリョウは
快楽漬けにしようと考えたようです。

1、2本(多分、1本なのではないかと思うのですが。)だけ
アナルの前立腺を圧迫するようにして、リョウはペニスをしごき
はじめました。

アナル単体ではそれほど強い快感は私は感じません。
しかし、ペニスと同時に愛撫されると話は別になります。
ペニスの外側と内側(つまり体の内部)両方から包まれるように
撫でられている感じがするのです。

この時、強い快感を生むのはペニスの外側ではないのです。
前立腺から体の内部から少しくすぐったいような強い大きな快感が
全身に広がっていくのです。

条件反射的に腹筋が締まるような感じでアナルの内側が背中から
押されるように締まるのです。必然的にリョウの指が前立腺を
圧迫してさらに快感が広がります。

ペニスを刺激するのとは全く異なる快感が全身を包み始めます。
切ないような、もう少しで逝ける様な体がぽっと熱くなっていく
幸福な感じが広がっていきます。

「いく・・・あ、いくぅ・・・」

緊張からがっくりと弛緩して絶頂感を楽しみました。
少し精液は出ていたかもしれませんが、男性のオーガズムとは
明らかに違う感覚でした。

リョウはそのまま愛撫を続けました。
不快感を伴わない絶頂のお蔭で、また体が熱くなっていきます。
先ほどよりも少し時間がかかりましたが私は2度目のオーガズムを
ほどなく迎えることができました。


(つづく)


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優しく、壊されて(その13)

アナルに挿入されている本数が段々増えていくのはなんとなく
判っていました。でも、それが今何本で一体どこまで入っているのかは
検討も付きませんでした。

リョウは私の反応を見ながら出しては入れ、入れては出しゆっくり
ゆっくりアナルを広げていっているようでした。
リョウは本当にこういうことに関しては天才的な能力を発揮します。
無理なくそして苦痛をほとんど感じることなく、寧ろ心地よい快感を
引き起こしながらリョウは手を少しずつ私の体の中に埋没させていきました。

「ああ、いい。もっともっと入れて」

確かに圧迫感はしました。でも、それが苦痛に変わる直前で
リョウは直ぐにそれ以上の挿入を止めるのです。
もっともっと、そして全部入れて欲しい。
私は心からそう思いました。

結局、5本までリョウの指は入ったそうです。
ただし、指の付け根の一番太い所を越えることはできなかったそうです。
挿入をされる側としては次第に増えていく圧迫感がどこまでも
続きそうに感じてしまうのです。
だからこの付け根の太いところを超えれるかどうかは非常に大きなポイント
なのかもしれません。
普段から全く拡張をすることなしに、いきなりここまでしてしまう
リョウのテクニックには毎度頭がさがります。

後で聞いたことですが、リョウはこのフィストを非常に楽しんでいる
ようです。

「なんか、自然にスルッと入っていくの。すっごく楽しい。
 挿入している私の方が気持ちよくなってしまう感じ。」


この日のリョウの私のアナルの開発はこれからが本番でした。


(つづく)



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Break: 私達のスタイル

リョウに責められる時に、私は良く

「狂わせて。思い切り責めて。好きなようにして」

と請います。
最近になってリョウもまた同じように私に求めるようになってきました。
私と異なって、非常に言葉にするのを恥ずかしがり小さな声でしか話すこと
はありませんが、自分から言い出すようになったのは大きな進歩です。

「お願い。狂わせて。狂いたい。」

リョウも私も落ち方というのを次第に覚えてきました。
精神的に興奮しきった状態で肉体的な責めや愛撫を非常に積極的に
受け入れるようになってしまう状態です。

勿論、リョウと私では微妙にその落ちる状態は違うようなのですが
でもお互いにその感覚がわかるようになってきたのは嬉しいことです。
その状態の気持ちよさが肌身をもってわかるので、責め側になった時は
相手にもっともっと楽しんで欲しいとも思えるようになりました。

だからこそ、相手を狂わせることに妥協をしなくなっていっているのかも
しれません。それが私達のサド心の本質のようです。

リョウと私との関係は、巷で言われるSとMとの関係とやはり少し
異なるような気がしています。
どちらかが責め手で、どちらかが受け手というように役割が
決まっているわけではありません。いつもいつも入れ替わります。
主従関係のようなものはプレイの最中に時折表れるだけです。

2人の楽しみ方にSMの手法も取り入れている。
それが私達の楽しみ方のスタイルなのだと思います。

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優しく、壊されて(その12)

時々ペニスにも刺激を与えながら神経が集中して敏感になっていく
私のアナルをリョウは丁寧にほぐし、そして指を挿入させていくのでした。

急激な動きやいきなりの挿入にはまだ私は違和感を感じてしまいます
リョウはじっとポイントを指で押さえて私のアナルが勝手に痙攣するのを
じっと待つようなそういう愛撫の仕方をしました。

リョウは指を抜くと今度は自分の足の親指を私のアナルに挿入しました。
器用に写真を左手で撮り、右手でペニスをしごきながら。

「ほら、足も入ってる。気持ちいいでしょう?」

リョウの足の親指はサイズ的にもそして柔らかさも非常に適切でした。
ペニスに刺激を与えられるたびにアナルの内部が勝手に収縮してリョウの足の
親指が前立腺を刺激してぽーっと温かくなるような優しい快感に私は
うっとりとしてしまいました。

リョウはカメラを置くと両手で本格的にアナルの開発を始めました。
まだ、アナルだけの愛撫では不快感を感じてしまう私に対して
リョウは片手でペニスに刺激を与えながら片手で前立腺を刺激する
という方法をずっととっていました。

「ね、気持ちいいでしょう?中がびくびくしてる。」

「なに?腰が勝手に動いてるね。」

「ほら指が入っていくよ。」

リョウの言葉に合わせるように私はどんどん気持ちよくなっていきました。

「もっといれて、ああ、きもちいい」

私はリョウの言葉に犯されているような気がしました。


(つづく)


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優しく、壊されて(その11)

リョウは全て出し終えると、床にこぼれ落ちた聖水を自分
の足で踏みつけました。
そして、風呂場の床に座り込んでいる私をじっと見つめて
こういいながら私の顔を踏みつけました。

「こうされるの好きだったよね。
 聖水の付いた足で踏みつけられるの大好きだったもんね。
 ほら、ここも踏んでやる。ほらここはどう?」


リョウは私の顔を踏みつけその後口の中に足を突っ込み
足で乳首をいじくり、私のペニスを摩りました。

私は呆然としていました。
ただ、されるがままになっていました。口をだらしなく開けて。
攻撃的なリョウの言葉や行為にただただ酔っていました。
そして、そうされることに私はひたすら幸福感を感じていました。

リョウに促されて、シャワーを浴びるとまたベッドに移動しました。
リョウは少し遅れて体を洗い、ローションを準備してきました。

リョウはたっぷりとローションを右手に取ると私のアナルに
塗付けました。左手でデジカメを持ちながら、時々シャッターを
切りながら楽しそうにこういいました。

「拡張したいの、アナルで感じるようにしたいの」

私の体はリョウの言葉に反応してしまいます。
拡張されたい。アナルで感じるようになりたい。
リョウの願いは、即座に私の願いになり、同時に私の体に変化を及ぼします。

キューっと切ない快感がアナルから広がるのに時間はかかりませんでした。


(つづく)


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Break: 何が私を狂わせるのか?

リョウと一緒に話をしている時にふと気が付いたことが
ありました。
私は、何故リョウに責められると嬉しいと思うのだろうか?
非常に単純なことなのですが、自分でもなかなか理由がよく
わかっていないことでした。
単純に私の中のマゾヒズムがそうさせているというのでは
なんとなく腑に落ちない感じがしていたのです。

質問をもう少し明確に言うとこうなります。
私は、リョウに責められる時に何に反応し感じているのか?

この日記にも書き記しているようにリョウとの付き合いの中では
はじめは明らかに私の方が責め側でサディスティックだったはず
です。

ある段階で入れ替わっても楽しめることが判ってきて
今はリョウと私は責めと受けが半々になってきています。

では、何に私は反応するようになったのでしょうか?
非常に単純なことに気がつきました。
私は、リョウが普通ではない狂った行為をすること
明らかに反応しているのです。

自分がリョウに何をされるかを意識しているのではなく
リョウが自分に何をするのかを意識しているのです。

視点は自分に向いていないのです。リョウに向いているのです。
だから、リョウがどういう顔つきで何をするのか、それにばかり
気が向いているような気がします。

もっともっと、リョウに狂った行為をして欲しいと心から思います。

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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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