リョウとデートは重ねていたもののなかなか交わるタイミングを逸していました。
ホテルの部屋で2人きりの世界になると、どうしても緊張してしまいます。
はからずも心臓がドキドキと脈打ち、動作がぎこちなくなってしまうのです。
リョウも私と同じ気持ちだったのでしょうか。
どこか言葉や動きがいつもと違う感じでした。
私はゆっくりリョウに近づき抱きしめました。
リョウは私に体を預けるように抱きついてきます。
お互いの体温を確認しあってから、私はリョウのあごに手を伸ばして上を向かせます。
そして、キス。
すっと体の緊張が全て溶けていく様な気持ちになりました。
帰ってきたんだな・・・ふとそんなことを考えました。
先に服を脱いだ私がシーツの中で待っていると、リョウは下着を着けたままベッドの中に飛び込んできました。
少し火照った体を私に巻きつけてくるリョウ。
脚に脚をまとわりつかせ、腕を背中に回して、頬を私の首にこすり付けてくる様子はそれはそれは愛しいものでした。
「う~~ん・・久しぶりだねぇ~~」「そうだねぇ。。。うん。。」シーツの中で私はリョウの下着を取り去りました。
シーツがめくれた瞬間に一瞬目の前に晒されたリョウの美しい裸体。
そう・・このヌードなんだ・・・見たかったのは、触れたかったのは私は、いつものように愛撫を始めました。
(つづく)
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