Love Letter

あなたは本当の自分の欲望を認めてあげることできますか？
あなたは本当の自分の欲望をパートナーに伝えることができますか？

本当に愛する人を目の前にすると人は臆病になると思います。
自分の本当の欲望を相手に伝えて、それを相手がそれを嫌ったり軽蔑したりした時に、酷く落ち込んだりしませんか？
あるいは、そうした事態を恐れるあまり、相手に伝えることすらできなかったりしませんか？

告白します。
私は、自分の欲望をストレートにリョウに話をすることはできていませんでした。肯定されるであろうことだけをやはり選んでリョウに伝えていたような気がします。嫌われたり、軽蔑されることを本気で恐れていました。

多分、リョウも同じでしょう。
随分私と付き合うようになって自分の気持ちや欲望を表に出すことができるようになっていたとはいえ、彼女もまた自分の欲望を全て私の前にさらすことはできないでいたと思います。

多分、こうした事は普通の事だと思います。
多くの人が秩序を持って生活する際の犠牲なのでしょう。
多くの人は、それを当たり前だと受け止めているのだと思います。


リョウが責め手に、私が受け手になって、少しずつ私達は
お互いが隠していた、あるいは気が付かないでいた欲望を
表に出すようになりました。
そして、それをお互いに認め合いお互いに尊重するようになりました。

どんどん育ち、どんどん生まれてくる新しい欲望の数々。
リョウと２人でこうしたものを共有できて幸せだと思います。
リョウと２人でこうしたものを楽しめる関係で幸せだと思います。
ゆっくり、ゆっくり少しずつ増やして少しずつ楽しんで少しずつ深めていっています。

求め、奪いつくす欲望はいりません。
共有して一緒に楽しむ欲望が欲しいのです。