どんな仲の良いカップルでも必ずおきる喧嘩。
リョウと私の関係というのはこの喧嘩の歴史そのものであるといっても間違いは無いのではないでしょうか。
人というものは、自分に関することは大きく捕らえ、他人に関することは小さく捕らえる傾向があるそうです。
自分が送ったお歳暮はいつも高く感じて、自分が受け取ったお歳暮はいつも安く感じるというのはこうした人間の特性によるものであるのかもしれません。
私達の場合の喧嘩のきっかけも大体これが起因しているように思えます。
リョウはすごくショックを受けているのに、あるいはリョウはすごく寂しさや焦燥感を感じているもしくは私に感じさせられているのに、私はそれを軽視してしまっていることが発端になっているようです。
何度も何度も同じような喧嘩を繰り返しながら、少しずつ学んできた結果です。
リョウはいつも小さなSOSを私に送っているのです。
リョウにしてみれば、小さなではなくて大きなSOSなのかもしれません。
大体、私はそのSOSの信号を捕らえられなかったり、もしくは軽く受け止めてしまっていたりしてしまいます。
難しいです。
完全に相手の気持ちを理解したり、なりきったりすることは不可能です。
いつもいつもアンテナを立てておいて、丁寧に相手の変化をみていないとこのSOSは見落としてしまうのかもしれません。
喧嘩をするたび反省しつつも、少しずつしか進歩しない自分が少々情けないと感じる今日この頃です。
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