いたずらとは・・リョウが私の右乳首を愛撫し始めたことでした。
リョウは、巧みに私の性感帯を刺激しました。
私は前日の疲れもあってぐったりとしていたこともあり、体の力が抜けていてかえって刺激には敏感な状態でした。
「・・ん・・・ん・・あ・・・いい・・・」私が喘ぎ声をもらすと、リョウは嬉しそうにして右だけでなく左乳首も同時に愛撫しはじめました。
指と舌と前歯を使って強さの加減をしながらこまめに刺激するポイントをずらして感覚が麻痺することなく延々と快感を送り続けるリョウの十八番(おはこ)です。
「んくぅ・・あ・・・・・・」たっぷりと乳首を責めた後にリョウは私の全身を顔から足先までキスしていきました。
あちこちが敏感になっている私をリョウは巧みに愛撫していきました。
最後の最後にリョウは私自身に顔を近づけました。
ここだけは、キスを避けていたところです。
「ねぇ、藍。ここ濡れてるよ。先走っちゃったの?」先端の滑りをリョウは指先でくるくると伸ばしながら刺激していきます。
強烈な快感が私を襲い始めます。同時に一気に私の体の中の性欲が高まっていきました。
うめき声に近いような喘ぎ声を私が出し始めると、リョウは楽しそうにいいました。
「もっと、気持ちよくなりたいでしょう。まってて。縛ってあげる。」リョウは、本来はリョウを縛るために準備した縄を取り出すと私を縛り上げていきました。
関節を固定し、手足に負担をかけることなく自由度だけを奪っていきます。
気がつけば動くのは首と足先だけという状態にされてしまいました。
「亀頭責めのサイトに、こうするんだって書いてあったのね。動けないでしょ。」私は、生まれて始めての拘束感に対してやはり恐怖心を抱きました。
ぶるぶると震えてしまう自分の体を自分の意思ではどうしようもありませんでした。
(つづく)
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