意識が途絶える直前で、私はリョウの亀頭責めから解放されました。
こんなに長い時間責めを受けたのは初めてでした。
どんな状態で終わったのか。
どうやって縄を解かれたのか。
私には定かな記憶がありません。
リョウは、念願の「究極の亀頭責め」を実施できて嬉しそうでした。
私は精神的に壊れ、肉体的に極限に追い詰められ、ほとんど終わった時には廃人同様でした。
体は力が入らない状態が続き、リョウとまともな会話ができたのは、随分時間がたってからのような気がしています。
普段の状態に戻ってからは、リョウといろいろな話をしました。
リョウがとうとう念願達成できたことや、縛られていたせいで却って責めを受けることが私はできたこと等を楽しく話しました。
でも、この時の話題はどちらかと言えば亀頭責めの話に偏っていた気がします。
まだ、リョウも私もこの日のこの出来事が何の「目覚め」なのかは、この時は理解していませんでした。
後で振り返ると、この日の出来事はまさに「目覚め」でした。
そして、過去の様々な出来事の中には「目覚め」の前兆に近いことも多数あったことが今になってわかっています。
本当に交わりというものは奥が深いものです。
到達すれば到達するほど新しいものが見えてきて深く深く交われるものだと思います。
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