リョウは時折、ローションを足したり、水を追加したりしてヌルヌルとした状態を保持したまま私を責め続けます。
リョウの今回の亀頭責めは容赦がありませんでした。
でも、縛られていることはむしろ私にとっては幸いでした。
縛られていない状態で、手足が動くにもかかわらず死ぬほどの快感に絶えるのはきついことです。
自分の自衛本能と戦わなくてならないからです。
自衛ができない代わりに、自衛本能と戦わなくてすむ 何か不思議な感じがします。精神的に楽ではありました。
絶叫に次ぐ絶叫で私の頭の中の思考が次第に狂い始めてきました。
自分は、リョウの指の動きにあわせて音を出す機械仕掛けのおもちゃのような気分になってきました。
時折、快感が少し弱くなって正常な思考が帰ってくると、ふと不安になって首を起こしリョウの姿を見たことが何回かありました。何が不安なのかはさっぱりわかりませんが不安になることだけは事実です。
目が会うとリョウはにっこりと微笑み返すのです。
私の不安がすっと消えると同時にまたあの激しい刺激が全身を襲い思考が砕け散ります。
「うぐあぁあ!!はぁ。ぐううううん、くかぁ・・・・・」絶叫したままで、助けて!助けて!という視線をリョウに送りました。
すると、リョウは優しく微笑んでこういいました。
「あいしてる」たった一言で、私の精神は幸福に包まれました。
辛い下半身からの快感も少し遠い感覚のように感じました。
何がなんだかわからない感覚から、とろりととけるような幸福感につつまれました。
肉体的に、精神的に私は完全にリョウに支配されて行きました。
(つづく)
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